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http://hdl.handle.net/10564/174
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タイトル: | 高齢者の「病の語り」に見る主観的幸福感の研究 |
その他のタイトル: | The Study of Subjective Well-Being in "The narrative of illness" by Elderly |
著者: | 吉村, 雅世 内藤, 直子 近藤, さつき 余野, 博子 橋口, 智子 |
キーワード: | 高齢者 病の語り 主観的幸福感 |
発行日: | 2005年3月 |
出版者: | 奈良県立医科大学医学部看護学科 |
引用: | 奈良県立医科大学医学部看護学科紀要 Vol.1 p.36-45 |
抄録: | 本研究は,日々の看護場面で語られる高齢患者の「病の語り」から,主観的幸福感の特徴となるものを抽出し,QOLを高める看護支援の方向性を検討することを目的とした。方法は,平均年齢70.4歳の5名の高齢患者に1~4日間の間隔で過去-現在-未来をテーマにした3回の半構成的面接を実施し「病の語り」を得,語り手の不安や満足感.幸福感といった情緒を分析した。同時に「人生の肯定的評価尺度」を用いて主観的幸福感を客観的に測定した。結果,人生を肯定的に評価する傾向にある人もそうでない人も,過去をネガティブな情動で語り,未来を満足感や達成感といったポジティブな情動で語った。高齢患者は病を持った人生を順に語ることで病や老いを受け入れ生活の満足感や幸福な老いといった主観的幸福感を抱く。継続して語ることが高齢患者の主観的幸福感を高め,意図的にテーマを設定し継続して語る機会を設ける看護支援の必要性を考察した。 |
URI: | http://hdl.handle.net/10564/174 |
ISSN: | 13493884 |
出現コレクション: | Vol.01
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