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Vol.55 No.2 >
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http://hdl.handle.net/10564/223
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タイトル: | 血管内皮増殖因子(VEGF) |
その他のタイトル: | VASCULAR ENDOTHELIAL GROWTH FACTOR |
著者: | 吉治, 仁志 福井, 博 |
キーワード: | VEGF angiogenesis hepatocellular carcinoma |
発行日: | 2004年4月30日 |
出版者: | 奈良医学会 奈良県立医科大学 |
引用: | Journal of Nara Medical Association Vol.55 No.2 p.63-72 |
抄録: | 血管新生は個体の発生や発育にとって必要不可欠の生命現象であるが、通常の成体では
ごく限られた部位で行われているだけである。ところが、癌の発育や糖尿病性網膜症、慢性関
節リウマチ、臓器の線維化進展など多くの病的状態においては異常に亢進した血管新生が生じ、
この異常な血管新生がそれぞれの病態進展と密接に関連することが近年の研究より明らかにさ
れている。生体における血管新生は血管新生因子と抑制因子とのバランスにより規定されてい
る。これまでに多くの血管新生因子が見いだされているが、これらの中で最も重要、かつ中心
的な役割を持つものとして血管内皮増殖因子(VEGF)がある。本稿では、病的血管新生のうち
臨床上最も問題となるであろう腫瘍血管新生について、臨床的に血管新生が極めて亢進してい
ることが古くから知られている肝癌を中心に、VEGFの役割、及びVEGF制御による病態制御
の可能性などについて概説したい。 |
URI: | http://hdl.handle.net/10564/223 |
ISSN: | 13450069 |
出現コレクション: | Vol.55 No.2
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