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http://hdl.handle.net/10564/244
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タイトル: | 脳腫瘍における遺伝子変異の解析 |
その他のタイトル: | GENETIC ALTERATIONS IN BRAIN TUMORS |
著者: | 中村, 光利 小西, 登 榊, 寿右 |
キーワード: | primary glioblastom secondary glioblastoma oligodendroglioma diffuse astrocytoma |
発行日: | 2004年10月31日 |
出版者: | 奈良医学会 奈良県立医科大学 |
引用: | Journal of Nara Medical Association Vol.55 No.4-5 p.205-211 |
抄録: | 多形性膠芽腫(glioblastoma, WHO grade Ⅳ)の発生には臨床経過並びにp53, EGFR
等の遺伝子異常の検索から,de novoに発生するprimary glioblastoma(WHO grade Ⅳ)と,
星状細胞腫(diffuse astrocytoma, WHO grade Ⅱ)や退形成星状細胞腫(anaplastic
astrocytoma, WHO grade Ⅲ)から悪性転化してsecondary glioblastoma(WHO grade Ⅳ)に
至る2通りの経路があることが明らかとなってきた。著者らはprimary glioblastomaと
secondary glioblastomaにおける既知および未知の遺伝子変異をジェネティックおよびエピ
ジェネティックの両面から解析し,形態的には類似した多形性膠芽腫であっても,その原因遺
伝子は異なったものであることを立証してきた。また,diffuse astrocytomaと乏突起神経膠腫
(oligodendroglioma, WHO grade Ⅱ)との鑑別や,神経膠腫(glioma)の中での悪性度の評価な
ど組織形態学だけでなく,遺伝子解析による分子病理学的な観点からその発生メカニズムの検
討と治療への応用をめざし多くの報告がなされてきている。これらgliomaを中心とする脳腫瘍
において,我々がこれまで検索してきた遺伝子変化を紹介するとともに,脳腫瘍の発生や悪性
転化,再発においてどのようにこれらの遺伝子変異が関わるのか,臨床病理学的な側面を加え
て検討した。 |
URI: | http://hdl.handle.net/10564/244 |
ISSN: | 13450069 |
出現コレクション: | Vol.55 No.4-5
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