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タイトル: 院内助産における分娩時医療介入についての文献レビュー
その他のタイトル: Literature review of medical intervention during dehvery at in-hospital midwifery.
著者: 山名, 香奈美
キーワード: 院内助産
バースセンター
医療介入
助産師
発行日: 2016年3月31日
出版者: 奈良県立医科大学医学部看護学科
引用: 奈良県立医科大学医学部看護学科紀要 Vol.12 p.45-54 (2016.03)
抄録: 院内助産に関する研究動向について、医学中央雑誌にて文献レビューを行ったところ74件の原著論文が抽出された。主な内容は、実践報告、医師との協働、助産師の認識や能力、助産ケアの評価であった。そのうち、院内助産における分娩時の医療介入をデータに基づいて報告した文献は8件であった。報告は2種類に分けられ、産科病棟をコントロール群として院内助産分娩の結果を医師管理と助産師管理のデータで比較した文献が3件、コントロール群なく助産師管理の院内助産分娩の結果のみを報告した文献が5件であった。これら8文献のデータでは、助産師管理で医療介入なく分娩した割合は98%~50.4%と幅がみられた。また、院内助産での帝王切開率はおおむね4~5%であり、主な医療介入方法としては陣痛促進や吸引分娩であった。医師管理との比較では、助産師管理の方が医療介入率は低く、助産師ケアの有効性が推測された。今後は、分娩結果の差異の要因や助産師ケアの有効性等の調査を通して、院内助産における分娩の安全性、特殊性を明確にすることが必要である。
URI: http://hdl.handle.net/10564/3229
ISSN: 13493884
出現コレクション:Vol.12

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