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http://hdl.handle.net/10564/4212
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タイトル: | 閉塞性睡眠時無呼吸に対する持続陽圧呼吸療法アドヒアランスの現状と課題 Current Status and Future Challenges for Continuous Positive Airway Pressure Adherence for Obstructive Sleep Apnea : A Narrative Review |
著者: | 山内, 基雄 |
発行日: | 2023年9月1日 |
出版者: | 奈良県立医科大学医学部看護学科 |
引用: | 奈良県立医科大学看護研究ジャーナル Vol.19 p.02-10 (2023.09) |
抄録: | 持続陽庄呼吸療法(continuous positive airway pressure: CPAP)は中等症以上の閉塞性睡眠時無呼吸(obstructive sleep apnea: OSA)に対する標準的治療法である。CPAPは睡眠する際に鼻にマスクを装着して陽圧の空気を気道に送気することによって上気道が虚脱するのを防ぐ装置である。したがって、CPAPを装着していないときは、上気道の開存性を支える圧のスプリントが無いため、上気道が虚脱してOSAを引き起こす。つまり、CPAPはOSAを根治させる治療機器ではなく矯正機器であると言える。よって患者はCPAPを睡眠する際には必ず装着する必要があり、その使用状況が治療効果にも反映される。CPAP使用状況を意味するCPAPアドヒアランスは現実的には満足できるレベルにはない。CPAPアドヒアランスに影響を与える要因は、適切なマスク選択、患者が問題を抱えた際のトラブルシューティングにおける医療者側の技量、CPAP機器の設定調整、OSAの疾患多様性、さらには患者の睡眠衛生など多岐にわたる。これらの問題解決は医師のみでは不可能であり、看護師、臨床検査技師、公認心理師など多職種が連携して様々な側面からCPAPアドヒアランス向上に取り組むべきであると考える。 |
URI: | http://hdl.handle.net/10564/4212 |
ISSN: | 24366749 |
出現コレクション: | 第19巻
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