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http://hdl.handle.net/10564/67
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タイトル: | 原発性肺高血圧症の基礎と臨床 |
その他のタイトル: | BASIC AND CLINICAL ISSUES ON PRIMARY PULMONARY HYPERTENSION |
著者: | 木村, 弘 |
キーワード: | pulmonary hypertension vascular remodeling growth factor prostacyclin lung transplantation |
発行日: | 2002年4月30日 |
出版者: | 奈良医学会 奈良県立医科大学 |
引用: | Journal of Nara Medical Association Vol.53 No.2 p.101-112 |
抄録: | 原発性肺高血圧症(Primarypulmonaryhypertension;PPH)は,著しい前毛細血管性肺高血圧症のうち,肺高血圧症の基礎疾患となりうる心肺疾患がなく,原因が不明のものに与えられる臨床診断名である。本症の予後はきわめて不良で,確定診断からの中間生存率は3年以下で,5年生存率も40%前後である。1998年10月に臓器移植法が施行され,わが国においても移植医療が可能となったが,2002年1月の時点で,肺移植レシピエント待機症例41例中の25例がPPHとなっている。このことからも,PPHの重症度および社会的注目度がうかがえる。これまでの優れた基礎研究成果の積み重ねは臨床現場に還元され,PGI2静注薬による持続静注療法に発展した。現在では移植を待つ患者のつなぎ治療法として,その有用性が証明されている。難治性肺高血圧症の正しい診断方法の確立とともに,現状の治療限界を克服するためにも,遺
伝子治療の発展につながりうる病因・発症機序の究明が急がれる。 |
URI: | http://hdl.handle.net/10564/67 |
ISSN: | 13450069 |
出現コレクション: | Vol.53 No.2
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